これが元祖ピンチョだ!
元祖ピンチョ
今では世界中で親しまれているピンチョス。
そのピンチョスのはじまり、
元祖ピンチョがこちらの「ヒルダ」。
※ヒルダとはオリーブと唐辛子、アンチョビのピンチョ
このヒルダの発祥のお店といわれるのが、
こちらのお店、
「Ganbara」ガンバラです。
そしてこのGanbaraのカウンターに注目すると
いろいろな種類、形のきのこがどっさり並んでいます。
きのこは、毎日採れたて。
特に9月から12月の間はきのこが充実していて、
この旨味たっぷりの、おいしいきのこを
最大限に活かしたお料理や、ピンチョスを出してくれます。
定番ピンチョ チャングーロ
そして、ガンバラもうひとつの名物が、チャングーロです。
こちらはカニを使ったピンチョ。
グラタンのようなピンチョで、カニとアメリカンソースが相性抜群。
濃厚なカニの旨味が癖になります♪
定番のピンチョではありますが、お店によって味が違うので
食べ比べをしても楽しいかもしれませんね!
チャングーロは、スペイン王妃がスプーンで食べるための
カニ料理として発明されたともいわれています。
創業1940年の老舗、Ganbaraは
とても人気がありサンセバスチャンの中でも
一番美味しいといわれることも多いそうです。必ず訪れたいバルの一つです。
アートなバル
次にご紹介するバルは、
目に飛び込む空間が、とにかくおしゃれ!
「A Fuego Negro 」
ア・フエゴ・ネグロです。
アート好きな兄妹がオーナーとのことで、
壁一面に素敵なオブジェが並んでいます。
そしてこのお店の名物といえば、これ!
その名も「マック神戸」
使っているお肉は神戸牛。
バンズには人参が使われています。
小さくて可愛らしいバーガーも、
味はしっかり本格派!
手が込んでいて、アイディア満載のピンチョスが食べられます♪
【 A Fuego Negro 】
https://www.tripadvisor.jp/825559?m=19905
【バスク】人気のバロメーター
バスクの旅、
バル巡り二件目は
「Goiz Argi」
ゴイス・アルギです。
お店に入ると、まず目に入るのが電子掲示板です。
各国の言葉で料理名がかかれている為、
注文もスムーズ!
もちろん日本語もありました。
ほとんどのピンチョスは、
注文をしてから調理されるので
どれも温かく
作りたてのおいしさです。
※おすすめが 左がチャングーロ風。右はbrocheta de Gambas。大人気の海老の串焼きです。
人気のバロメーター
床には無数の紙ナプキンが。
バスクのバルではポイポイっと
使ったナプキンをそのまま床に
捨てる風習があります。
なので、その数が多ければ多いほど
「人気の証」だそうです。
是非、訪れた際はその辺りも注目してみて下さい。
バルのピークは夜8時から
どんどん人が集まり、賑わってきます。
中には声をかけてくれる現地の方などもいて、
すごくフレンドリーな雰囲気。
私たちがサンセバスチャンに滞在していた期間は
日本の方とも全く出会わず、現地の日常に潜入できた
感じがしてとても楽しい♪
そして次にご紹介するバルは、
「Bar Zeruko」
バル・セルーコです。
モダンピンチョス
こちらのお店は、
芸術的なピンチョスが並んでいて
見ているだけで
目がキラキラしてしまいます!
食材、料理法が本当に豊かで驚きっぱなしです。
そして、こちらのお店で頂いたピンチョスたち。
※人気メニュー鱈の炙り
※うなぎの稚魚のピンチョス
※ウニのグラタン
中でも特に印象的だったのがこちらです!
見た目に楽しい海老とトマトのオシャレなピンチョス。
ゆらゆらと広がる液体窒素による湯気に見とれてしまいます。
しかも、バラの香りです(笑)
想像をはるかに超えたピンチョスに出会え、
まさにカルチャーショックな1日でした!
【Goiz Argi】
https://www.tripadvisor.jp/989170?m=19905
【Bar Zeruko】
魅惑のバル巡り
「オラ!」
そんな声がどこからともなく、聞こえてきます。
ワクワク、ドキドキ。
活気あるその光景に胸の鼓動も高まります。
サンセバスチャン1の人気店
まず初めに訪れたバルは、
「Borda Berri」
ボルダ・ベリです。
まるで立ち飲みレストラン!
こちらのお店は、お料理(ピンチョス)がとにかく本格的。
高級なレストランのお料理といっても決して過言ではなく、一口食べたその瞬間、
ほっぺではなく目玉が落ちてしまうかと
思うくらいのおいしさに、衝撃を受けたことを覚えています。
※真ん中のお料理はタコのソテー。カリフラワーのソースとメンブリーヨがかかっています
その季節、その日手に入った
新鮮な食材を使ったピンチョスが出されるので、
メニューもその時々で変わるそうです。
こちらのバルは、サンセバスチャンに訪れた際は
必ず立ち寄っていただきたいお店です。
バスクのお酒といえば
もちろんいただきました!
「チャコリ」です。
バスクの伝統的なチャコリは、
微発泡のフルーティーな白ワイン
といったところでしょうか。
アルコール度数はだいたい9〜10度が多く、
赤や、「鳥の目」といわれるロゼのチャコリもあるそうです。
そしてこれが見たかった!
チャコリといえば、その注ぎ方が特徴的です。
高いところから、グラスめがけて注がれます。
よりチャコリの香りが引き立つように
この方法がとられているそうです。
もう見ているだけでワクワクしてしまい、
カメラのシャッターを夢中になって
押してしまいました(笑)
長居はせずに、いくつかのお料理をパッと食べたら
次のお店へ。これがバルの心得!
「グラシアス!」とお礼を言って
いざ、次のお店へ!
【Bordaberri】
https://www.tripadvisor.jp/1519796?m=19905
美食の街 サンセバスチャン
そして、向かうは
「世界一美味しい街」サンセバスチャン
サンセバスチャンは、海と山に囲まれて、豊かな食材が揃う地域です。
ビルバオ空港から、バスで1時間かからずに行くことができます。
なんと、このサンセバスチャン。
30キロ圏内に、17ものミシュランの星を獲得しているお店があります。
バスクの「教えることを惜しまない」文化から、シェフ同士の知識や技術が向上した為に、この地域の料理レベルが上がったといわれています。
またバスクといえば、
女人禁制で、男の人しか会員になれない「美食倶楽部」があります。
現在も、サンセバスチャンだけでも100軒以上あるそうです!
味にこだわりを持つ料理好きの人たちが集まり、気ままに料理を作って、ワイワイと楽しみ、そして教え合う。
そんな男性の社交の場でもある美食倶楽部。
なんてワクワクする素敵な文化なんでしょう。
覗いてみたくてしょうがないです(笑)
料理人ではなくても、食を心から楽しみ、そして質には貪欲に。
美味しいものに目がない人たちが集まるサンセバスチャンだからこそ、
街全体の料理のレベルの向上につながっているのですね。
これも「世界1の美食の街」といわれるようになった秘密のひとつのようです。
そしてなんといってもバル!
バル巡りがこの旅、最大の醍醐味!
サンセバスチャンの名物といえば
「ピンチョス」です。
この地域のバルで出されるピンチョスですが、とてつもなくクオリティーが高いことで知られています。
伝統とアイディアが満載です!
サンセバスチャンのピンチョスのレベルがとても高い理由も、
先ほど書いたように、「教え合う文化」が大きく関係しています。
活気があり、地元の人たちの憩いの場、バル。
次回は、人気のお店をご紹介していきたいと思います。
ドイツといえば
成田を無事に出発し、香港に到着しました。
よしよし、順調だ!
と、思いきや。
ストライキの余波はまだまだ終わらず。。。
ドイツから香港向かっている便が遅れているとのこと
いやーな予感。
これは、いやーな予感!
案の定、
香港からミュンヘンに向かう飛行機は出発が4時間遅れて、
ミュンヘンとビルバオ間の飛行機の出発時間にもタッチの差で間に合わず(泣)
という訳で、
Azurmendiの予約にも間に合うはずもなく(泣)
更にミュンヘンでのトランジットは6時間。
もう、飲むしかない
これはもう飲むしかなーい!!!
ということで、
おいしいドイツビールを楽しみました!
ミュンヘンのラウンジはドイツビールが飲み放題。
左は、人気のフランツィスカーナー
大麦と小麦の麦芽から造られるヴァイツェン。クリーミーな泡がおいしい♡
白ビールとも呼ばれていますね。
右は、創業600年のレーベンブロイ
麦芽100%で喉越し爽快!日本ではアサヒさんからも発売していますね。
ちょうどオクトーバーフェストの時期で
日程に余裕があれば旅行に組み込もうかと思っていただけに
(トランジットで元々ミュンヘン経由も考えていました)
思いがけず本場ミュンヘンにて、ドイツらしさを味わえたので、結果オーライかな
※ちなみにオクトーバーフェストは10月第1日曜日を最終日とする16日間
次回は本物のオクトーバーフェストに参戦したいと思います!
9月は気をつけよ!
旅行初日。
成田空港から朝イチのlufthansa便で、
フランクフルト経由でスペインのビルバオへ。
しかーし。
事件はさっそく起こりました。
出発の掲示板をみると…
えっ
うそ…
うそうそ…
うそーーー!!!!
そこには、まさかの「欠航」の文字。。。
しばらく状況が飲み込めず、
空港の係りの方に状況を聞くと
なんとストライキ(涙)
調べてみると、9月はヨーロッパの航空会社のストライキが多いようですね。
あの手この手で振り替え便を手配するも、
夕方に着く予定だったビルバオでの宿泊には間に合う便がなく、翌日のお昼前に到着予定とのこと。
さっそく、翌日にランチを予約していたのですが、
そのお店は、この食の旅の最大の目的だったと言っても過言ではございません
欧州NO1との呼び声が高く、ミシュラン3つ星レストランでもある
【Azurmendi / アスルメンディ】
こちらの予約にはギリギリ間に合いそうと分かって、ここでなんとか気持ちが少し冷静に(笑)
とはいえ、
振り替え便は
成田から香港、ドイツのミュンヘンでのトランジットを経て、ビルバオへ向かう便に。
なかなかハード(笑)
そして、成田空港でも10時間も待ちぼうけ!
なかなかハード(笑)
おもしろい旅になりそうだ。